写真はイメージだよ。
今日は、実兄が介護サービスと一緒に実家を整理しにくるのだ。
何時に来るのかも分からない。顔を合わせるのも胸糞悪いので8時過ぎには家を出た。
近くのスーパーで時間を潰すにも開店は9時半だ。ベンチに座りスマホをいじるしかこの時間を潰す術がない。
スーパーが開くと、併設のマックへ入り取り敢えずコーヒーだ。2時間近く時間を潰し、また外のベンチでしばらく過ごす。
大きな荷物をかかえていると目立つ。視線も気になる。きっと、この視線に鈍感になる時はもう完全なるホームレスなんだろうな。
荷物を持っていても不自然ではない場所は、駅とか空港を思うでしょうが、儂は入院経験から病院が浮かんだ。
入退院の患者やその家族は、入院用具を大きなバックに入れて持ち歩くので不自然ではない。近くの大学病院に駆け込んだ。
それにしてもバックが重い。肩にズッシリとショルダーベルトが食い込む。
二番目の兄から、実兄の用事が終わり、病院に帰ったと連絡が来た。
儂は一旦荷物を捨てようと実家に帰ることにした。
鍵を開けると、介護用品が準備よろしく設置してあった。
儂はバックに必要最低限の物を残すように整理した。iPadもかなり重い。もういいや・・・ティーシャツ・・・もういいや。とかなり減らしたが軽くなった感はしない。
しょうがない。
そして、親父の仏壇に線香をあげ「ごめんな」と謝り、実家に別れを告げた。
駅に着き、サウナのチェックインまでまたまた時間を潰すことに。
駅から駅前の商業施設までは地下通路で繋がっている。目の前のイオンに入るとコインロッカーが目に入った。
料金はいくらかと思い確認すると、何と一番小さい箱が100円。しかも3日連続使用出来る。試しにスポーツバックを入れてみると余裕で入った。やっぱりキャリーバックにしなくて良かった。
ここでやっと重い荷物から解放されると安堵した。今日はサウナにこのまま入り、再度荷物を整理して明日コインロッカーに預けよう。
朝早くの退去
