写真はイメージだよ。
一週間、住み慣れた街を普通ではない行動(目的もない徘徊)で動き回ると、同じ気配の人間に出会う。
まず、座る場所を探し落ち着きたい。
しかし、そこは一般の人の迷惑になってはいけない。前提としてタダ。すなわち無料でなければならない。
しかし、そんな場所は一般人にとっても居心地の良い場所なのだ。
そこへ、荷物が多い、身なりが変な人間が居座り続けると視線が痛い。
まだ儂は洗濯もして清潔を保っているため、隣の席に誰も座らないなんてことは無いが、近寄っただけで匂ってきそうな人物は視線とともに避けられる。
儂は、荷物を極力少なくするために3日周期でコインロッカーへ預けることにした。
身軽になると行動範囲が広がる。
重そうなデカイ荷物を持ち歩いているだけで視線を感じる。
儂が今いる場所が駅で、観光客が多いからまだ目立たない。
市の施設に行くと、雑誌などが置いてあるラウンジ的なスペースがある。
行きたいのだが、朝早くから行き場のない老人で賑わっている。身なりも無頓着でホームレスと紙一重だ。
儂が家を出る前日、役場への手続きのためにバスに乗った。すると途中から乗ってきたじい様が何か臭い。
そのうち異臭が。。。思い出したら気分悪くなつてきそだからやめる。
ともかく臭いは大事だ。
儂は素晴らしい場所を見つけ、毎日使っている。
今、毎日立ち寄るスーパー。例の100円パンがある店。
その店へ入るとすぐにドラッグコーナーがあり、フレグランスの棚がある。豊富なテスターが並んでいる。通りすがりにシュシュでお洒落な香りの儂に変身じゃ。
調子に乗って吹き過ぎないことじゃな。
ホームレス一週間
