朝、ベッドメイキングのバイトに向かう。
いつものルーティンとして、サウナを8時前に出て、8時開店のスーパーの食品売り場に行き、水分を調達する。15分から30分までにスーパーを出ると徒歩20分程で9時前にマックに到着。
朝マック200円を食べ、9時15分の集合場所で他のスタッフと落ち合う。
この日、朝のスーパーでレジに行くと2つしか機能していないため、やたらと混んでいた。
並んでいると、隣のレジの列から爺さんが横入りして来た。
注意すると逆ギレ。
腕を掴まれて、なにやら訳の分からないことでくだを巻き始めた。
爺さんの言い分は
「最初は儂の並んでる列に並んでいた」
「隣に移ったらレジが壊れた」
「自分が並んでた場所に戻った」
そんなかとを唾飛ばしながらまくし立てる。実際は興奮して何を言っているかは後で分析しないと理解できないのだが。
儂は、
「列を変わったのは自己責任」
「別の列が有利と思ったから移った」
「不利になったら戻ってくる」
・・・。
儂が軽く論破する(論破と言うほどでもないが)と徐々に話がレジと店長に怒りが変わりだした。儂はレジに店長にも文句はない。
勝手にやってくれ。そんなやりとりの間の15分程ずっと腕を掴んで離さない。
仕事に間に合わないと思いつつ、口論になり
店員に連れて行ってもらい、その間に場を離れた。
徒歩で向かっていると掴まれた腕が、爪で引っ掛かれ血が出ており、青アザまでできている。
これは見過ごせない。
仕事終わりに、いつもの薬を貰うついでに外科を受診。診断書をいつでも貰えるようにして、交番に傷害事件として届出。
警官も包帯取るまでは元気に傷害を訴えてきたので軽めの対応だったが、包帯取った傷見た瞬間に若い警官に「傷害」。
まぁ警察は被害届出や告訴状の類は受け取らない。受理すると仕事がふえるから。
そんなことはわかっているので、儂は被害届出を出すことで引かない。
交番も簡単に受けると、傷害事件担当の一課の強行犯から怒られるので、被害調書を巻く事で納めようとする。
まぁ、犯人の身元もわからないし、儂としては事件の発生事実が記録されれば良かったので突っ込まなかった。
しかし、世の中正義感を出さないことだな。
松本人志と同じ事を考えた。
煽り運転にしても襲いかかる輩が必ずしも強いとは限らない。
しかし、善良な人間は暴力を振りかざさない。やられっぱなしである。
反撃されて自分が負けた時は、先に暴力振るっておいて「殴られたの怪我したの」と泣き叫ぶのだ。